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神戸三田プレミアム・アウトレットを訪ねて 新日本ツーリストのバスの旅。(かがわ経済レポート)

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- 2011年8月 かがわ経済レポートより -

広大なスペースに180のブランドショップ

知名度の高さと集積力で圧倒する集客力
神戸三田プレミアム・アウトレットを訪ねて  新日本ツーリストのバスの旅

高松から高速団体バスで約3時間。

長いようで短いバスの旅も、途中で津田など2カ所へ休憩ののち、目的地の三田アウトレットへ到着。

大型のイオン神戸北店に隣接して、小高い丘陵地帯に180のブランドショップが立ち並ぶ。神戸の奥座敷三田市に忽然と出現した一大商業ゾーンでもある。一つの都市が生まれたような感覚さえあり、駐車場は早くも大型バスや乗用車が次々と入り込み、たちまち埋まっていった。

関西エリア、西日本でもナンバー1を誇るパワフルなゾーンは、今や人気の頂点にあり、連日訪れる車と人は絶え間ない。

「多いときは1日50万人の人が訪れています。若者からシニアまで客層も広く、ショッピングを楽しんでいます。四国からは全体の5%ぐらいですかね。関西、中国地方からのお客が50%、あとは広範囲からマイカーでやってきます」(神戸三田プレミアム・アウトレット野村秀人マネジャー)

店舗は数珠つなぎになっており、海外はじめ国内の一流ブランド名を見るだけでも馴染みの店も多く、極く自然な形で来場者の購買意欲をかきたてる。

フェラガモ、アルマーニ、ナイキ、ヒロココシノ、コーチ、ヴァレンティノ、ダックス、ヒューゴボス、イヴ・サンローラン、たち吉など、内外の有力ブランドが所狭しと並ぶ。有名、無名まざっているのでそれほど抵抗感はない。

書けばキリがないが女性にとっては、ノドから手が出るほど欲しい商品が目の前にあり、歩く足取りも軽い。

店側でも多くのお客に少しでも買ってもらおうと、チーフが大声で呼び込むと女性店員が店内へ案内、好みを聞いて早々に提案するなど、百貨店にはみられない迫力ある接客ぶりが目立っていた。

ブランド探しに熱中する人々

「大震災以来来場者は減っていましたが、このところかなり戻ってきましたよ。しかし外国人は減ったままです。でもここはイオンとの補完作用もあってお互い棲み分けています」(野村マネージャー)

確かに午前中は今一つの客足だったが、午後になってお客は急速に増えた。人気のある店などは混雑でゆっくり品定めもできないほどだった。羨ましいぐらいの集客力だ。

売れ筋商品は6~7割が衣料、その他雑貨、靴、食器類などで、お客の選択眼は肥えているそうだ。

ただ残念なことはエルメス、ルイ・ヴィトン、ヴァレンシアガ、ブルガリなどの店はなかった。

しかし、多くのお客は大半が女性だったが、カップル、ファミリー層も沢山来ていた。

広い場内を華やかな今風のファッションに身を包み、ひやかしを楽しんでいるシニアのカップルもいれば、猛烈な勢いで店内を見て品定めをする買気満々のヤングカップルなど、関西地区から車で遠征してこの雰囲気に満足しているやに見える客もあった。

広い場内をこの暑さの中で回遊すればかなり疲れるが、ものともせず自分の目指す商品探しに熱中している姿に心を打たれた。買い物ファンも精力的なもので疲れ、暑さなどものともしないバイタリティをみた。

今回は新日本ツーリスト(株)(高松市)のバスに乗って三田へきたのだが、楠木泰二朗社長の話によると「この三田アウトレットの企画は目下ヒットしており、毎回満席です。このほか他社にないユニークな企画もいっぱいありますので、ぜひご利用いただきたいと思っています」と語っていた。

バスの旅は快適そのものだった。淡路島の風景は特にすばらしい。
車内は友人同士なのか雑談に余念がなかった。約3時間の行程は案外早いもので、「この三田ツアーにはもう何回かきているんですよ」というお客もいるほどで、ブランド探しのバスツアーはすっかり定着しているように見受けられた。


申し込み・問合せは
新日本ツーリスト株式会社
高松市朝日町5-4-18 TEL:087-823-5678
営業時間:9時~19時 (土・日・祝は18時まで) 定休日:無休
http://www.kotobus-pack.jp/
(コトバスパック)

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