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うどんタクシーが旅の手帳6月号に紹介されました。(旅の手帳6月号)

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- 2012年5月10日 旅の手帳6月号より -

大阪が発祥の「カラオケタクシー」は、車内でカラオケができるタクシー。
それでは、「うどんタクシー」とは?その謎を探りに、別名「うどん県」の香川はこんぴらさんに向かった。

参道にある、通称「うどん駅」で待っていると、黒塗りのタクシーが登場。ドライバーの糸田川哲也さんが、おもむろに「うどん」と書かれた、どんぶり型の行灯を装着し始めた。

「じゃ~、出発しましょう!」車は高知方面へ、国道32号線を南へ南へ!国道を外れ、JR土讃線の線路を渡ると、見渡す限りの山々だ。「どこに連れて行かれるのだろう?」と思っていると、「着いたで~!山内うどん」

そう、「うどんタクシー」は、うどん屋を巡る、貸し切りタクシーのことなのだ!今でこそ、山内うどんは県外ナンバーの車が列をなす有名店。しかし、平成15年頃は、地元の人でも辿り着けない幻の名店だった。

うどんドライバーの手腕とは
糸田川さんは、うどんタクシーの初代専任運転手のひとりだ。手打ちの実技を含む厳しい試験にパスしなければ、認定されない難関の社内資格で、現在は5人しかいない。彼らの引き出しには、有名店はもちろん、製麺所系、取材お断りのコアな店、住宅街や山の中の辿り着けない系など、あらゆる個性を持ったうどん屋が、200軒以上もストックされているという。

「その中から、お客さんのニーズと懐具合に合わせ、少しでも安く、効率的に巡るお手伝いをするのが、腕の見せどころ!」と胸を張る糸田川さん。実は、2件目の宮川製麺所には何度か伺ったことがあったが、薦めてもらった「ぶっかけ」(定番はかけ)の食感は目から鱗であった。

うどん屋巡りのコツは「欲張らず、有名店ばかりを追わない」ことだという。1日3軒が本当に美味しく食べられる限度。無理をしても高くつくだけなのだ。

糸田川さんは映画「UDON」の撮影にも協力したほどのツウ。芸能人のレポーターとのコラボも数多く、車内でのお話も魅力のひとつだ。また「若いお客さんが乗ってくれて、「美味しかった~!ありがとう」と喜んでくれるんが一番の幸せ」と、サービス精神満点で、移動中も楽しい。行灯を見つけて寄ってくる観光客との記念撮影にも、笑顔で応える。

「うどん先逹」は知識をひけらかさない生き字引。自ら求めて引き出せ裏情報!貸し切り1時間4500円の代金を、高くするか安くするかは、あなた次第だ。

うどんタクシー

- 2012年5月10日 旅の手帳6月号より -

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