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日本経済新聞でコトバスエクスプレスのインフルエンザ対策が紹介されました。(日本経済新聞)

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- 2012年1月6日 日本経済新聞より -

植物由来の抗菌剤拡販 徳島大発ベンチャー、バスなど業務用

徳島大学発のベンチャー、マイクロバイオテック(徳島市、樋口富彦社長)は、自社開発した植物が原料の抗菌剤を自動車の車内などの抗菌・消臭用に拡販する。一般消費者用に続いて業務用の取り扱いを始め、高松市の旅行会社が高速バスや観光バスのインフルエンザ対策の一環として使用を開始した。植物由来の安全性を訴え、タクシー会社のほか、店舗など人が集まる施設に売り込む。

同社の抗菌剤はペルー産の豆科植物「タラ」が原料。タラから抗ウイルス・抗菌作用を持つ物質を取り出し、医薬品の添加物に使われている類似構造体の物質を加え、作用を活性化した。これらの物質は欧米では食品添加物に使われており、安全性が高いという。

マイクロバイオテックによると、抗菌剤はサルモネラ菌や緑膿菌(りょくのうきん)に対しても抗菌作用を示しているほか、近年、大流行した香港A型インフルエンザウイルス100万個が1分以内に死滅することを確認。抗カビ作用、消臭作用もあるという。

琴平バスグループの旅行会社、新日本ツーリスト(高松市)は昨年12月から、琴平発東京行き・名古屋行きの高速バスと観光バス、スキーなどツアーバスの車内抗菌・消臭用にこの新抗菌剤を使っている。出発前に運転手が車内に噴霧する。

同社の高速バスでは従来、アルコール系の抗菌剤を使用していたが、植物由来の安全性に着目した。消臭対策は蒸気を噴き出す機械などを使っていたが、新抗菌剤なら簡単に対策を施せる。200ミリリットル入りの一般消費者用を車内に常備し、業務用の10リットル入りから中身を詰め替える。

販売元の社団法人・徳島県郷土振興協会(徳島市)によると、インフルエンザの流行をにらみ、タクシー会社などのほか、不特定多数の客が集まるアミューズメント施設、店舗などからも引き合いが来ているという。

マイクロバイオテックは徳島大学名誉教授の樋口社長の研究成果の実用化を目指し、2004年設立。11年8月に一般向けの抗菌剤を発売した。一般用・業務用を合わせて、年間約8000万円の売り上げを見込んでいる。

コトバスエクスプレス
http://www.kotobus-express.jp/

- 2012年1月6日 日本経済新聞より -

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