高松空港と県外結ぶ初の路線バス、琴平バスが７月運行

琴平バス（香川県琴平町）は29日、ＪＲ四国の高松駅と徳島県三好市の大歩危・祖谷地区を結ぶ定期路線バスの運行を７月１日から始めると発表した。高松空港を経由するルートで、高松空港と県外を結ぶ定期路線バスは初めて。外国人観光客に移動中の車内でも楽しんでもらおうと、バスの後部に古民家風の囲炉裏を設けた。

高松駅と大歩危・祖谷地区を１日１往復する。観光施設「かずら橋夢舞台」（三好市）では110分停車して、飲食や買い物を楽しんでもらう。高松駅や高松空港から乗車する場合、大人で片道2500円。

同社によると、瀬戸内海の直島や小豆島を旅した観光客が、大歩危・祖谷地区にも足を運びたいという需要があるという。また、大歩危・祖谷地区へは、徳島空港からよりも高松空港の方が近い。こうしたことを背景に路線バスの運行を決めた。１日当たり平均で10～15人の利用を見込んでいる。

2018年6月30日 日本経済新聞より