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2019-08-01
MEDIA
日本各地の観光タクシ会社が参加して、昨年4月に発足した「日本ご当地タクシー協会」(楠木泰二朗理事長、加盟13社)は7月11、12日、宮晦県宮崎市で定例会議を開いた。
これに合わせて、香川県の「うどんタクシー」(琴平バス)や長崎県の「カステラタクシー&長崎スウィーツマニアタクシー(観光タクシー)、地元宮崎の「チキン南蛮タクシー」(宮交タクシーの3台が市内を巡り、市民にアピールした。
ご当地タクシーは、各社で行う認定制度で認められた専任ドライバーが、うどんやラーメン、スイーツ、寿司など地域自慢の名物店を"うんちく"ガイド付きで案内するもので、現在、北海道の函館から九州・宮崎まで加盟13社のうち、10社が運行している。
タクシーの屋根には、うどんやチキン南蛮以外にアップルパイ(青森)、燕背脂ラーメン(新潟)、金澤寿司(石川)、秋山郷温泉(長野)などご当地名物を模した行燈が載り、車体の正面、側面にタイトルロゴのステッカーが飾る。
うどんタクシーでは、うどん麺のストライプに、ネギを散らしたネクタイ姿のドライバーが、お薦めの店を観光も加えで2-3店案内する。指定時間に客を迎え、グループ貸切だと出発地から目的地まで乗り換えなしの便利さが好評という。
宮崎市では、楠木理事長ら一行が、戸敷正市長を表敬訪問し、タクシーの魅力を紹介。戸敷市長は「食べ物などアピール度が増すことの意味は大きい。ご当地タクシーに乗りたいという観光客が増えるといい」と話し「13社回ればポイントが付くのはどうですか」と提案した。
楠木理事長は「将来は47都道府県でタクシーを乗り継ぎ、旅行してほしい。若者やインバウンドにも有望」と期待を述べた。
なお会議では、9月28、29日に福島県白河市で開催されるご当地キャライベント「白河キャラ市」に参加を決定。栃木県・鬼怒川温泉の鬼怒川タクシーの入会も了承した。
2019年8月1日 旅行新聞より
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