「おてつたび」で何度も訪れたくなる琴平町へ

2018年にサービスを開始した（株）おてつたび（東京都　永岡里菜代表取締役CEO）は、「お手伝い」という目的をもって日本各地を訪れ、人手不足解消、関係人口創出に取り組んでいる。現在。登録者は5・5万人を超え、大学生、社会人、転職活動中、シニア世代まで幅広く参加している。受け入れ事業者は全国47都道府県、1400事業に及ぶ。

６月17日～６月30日には、近県、関東、関西などから７名が琴平町を訪れ、5つの施設、コトリ コワーキング＆ホステル（琴平バス（株））で広報活動及び運営業務、呑象ブリューーイング（（株）地方創生）でホール業務、こんぴら温泉湯元　八千代で接客他業務、中野うどん学校琴平校で教室アシスタント、ホステルCabin（（株）栞や）で消掃等業務に就いて、働きながら旅を楽しむ。

参加者は、コトリでのオリエンテーション等の後、実際に働く場所を見て「琴平に来るのは10年前に来て以来2回目。新しい場所ができていて、イラストやデザインをしているので告知や写真など色々と思い浮かぶことがある」。「旅行で来たことはあるが、お手伝いは初めて。何かしら自由な時間を見つけた人が参加している」など、琴平での活効を楽しみにしていると話している。

琴平での「おてつたび」をまとめた琴平バス（株）の楠木泰次朗社長は「リゾートバイトと違い、参加者は地方創生に関心がある人が多い。普通は自治休や会社ごとに参加者を募集するが、琴平では、同時に5社で受け入れ体制を作り、町ぐるみで迎えた」と話し、関係人囗づくり、琴平町のファンづくりに積極的な様子を見せた。

琴平町でのトライアルは1回目。仕事の合間に観光や地元の人との交流を楽しみ、帰宅した後に「また琴平町を訪れたくなる」と思って貰えるよう、今後も収り組んでいく。

2024.7.5　 No.1396　かがわ経済レポート