琴平発
人気観光スポットへ
琴平バス（株）

9月20日、こんぴら参道口から徳島県三好市の大歩危・小歩危に「かずら橋」が有名な祖谷地方を巡るシャトルバス、三豊市の父母ヶ浜、まんのう町サニーサイドフィールズヘ向かうジャンボタクシーが出発した。

琴平バス（株）（仲多度郡楠木泰二朗社長）は、琴平町観光活性化協議会が掲げる地域計画「一生に一度ではなく、何度も訪れたくなる街」「観光地から滞在地へ」の実現に向け、地域の交通業者だからこそ出来る取り組みとして、琴平町発着で祖谷渓谷1dayバスツアー、三豊市。まんのう町の新しい人気スポットを巡るシャトル運行を始めた。

琴平町に訪れる観光客は、日帰りで2～3時間の滞在。また宿泊者は1・13泊が平均となっている。また、コロナ禍を経て、観光の回復期ではあるが、長期的なデータでは観光客数は徐々に減少気味である。楠木社長は「最近の琴平町には新しい長期滞在が可能な宿泊施設が増加している。長期滞在して貰うことで、琴平町のファン、リピーター、関係人口の創出を目指したい。

琴平で長期滞存をして貰うために、まずは体験コンテンツ、周辺観光かできるベースを作ろうと企画した。琴平観光の基本は金比羅さんではある。ただそこに頼り切らず、また一見さんだけでなく地域の人との関係づくりのため、コミュニケーションの質と量を上げていきたい」と話す。

祖谷渓谷1dayバスツアーでは、マイクロバス（正座席21席）で主なターゲットはインバウンド。ゴールデンウイーク、盆正月シーズンを除く毎日運行する。

10時15分こんぴら参道口発・10時20分JR琴平駅発で食事や買い物の出来る観光施設「かずら橋夢舞台」、秘境の宿で有名なホテル祖谷温泉（小便小僧）、郷土料理や遊覧船乗場のある「大歩危峡まんなか」を巡り、食や温泉、秘境を満喫。琴平参道囗に16時50分着（JR琴平駅16時55分着）で大人も子どもも一律9800円。13650円のオプショナルツアーもあり、かずら橋には寄らず、ホテルかずら橋でのランチタイム、温泉利用ができる。また別途料金で遊覧船利川も可能。

父母ヶ浜シャトルは最大9名乗車できるジャンボタクシーで、毎日4往復（8便）を運行する。

同じくこんぴら参道囗、JR琴平駅から、父毋ヶ浜、仁尾町にある築120年の古民家ゲストハウス平田屋、周遊拠点ＭＡＷＡＲＵ（創作和食店）（片道2200円・往復4200円）にまんのう町のサニーサイドフイールズ（片道500円・往復1000円）へ向かう便が用意されている。香川の新たな見どころを琴平で長期宿泊し、気軽に訪れることができるコースとなっている。

琴平バスでは、新たなコンセプトのもとルート開発を進めジャンボタクシーで直島などの島々、鳴門方面、道後温泉、仁淀川、倉敷など近県の人気スポットにも琴平発着で訪れることかできる1dayプランも運行を開始する。