琴平バス株式会社

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時代の要請に応え続ける

1990年代まではバス会社としては貸切バスなどのBtoB取引が主だったコトバス。時代の流れとして旅行スタイルが団体から個人へとシフトしていく中、BtoCの分野を伸ばして行く必要があると考えていました。

そんな時、2000年に貸切バス、2002年に乗合バスで規制緩和が施行されて参入障壁が下がったことを受け、関東ー関西の大都市間で旅行会社の参入が始まり、新しい業態の高速ツアーバスが生まれました。
ただ、規制緩和になったと言っても、 実質的にはバス停を立てられないなどの制約があり、そこにチャレンジする人は非常に少ない状況でした。

琴平バスは2005年に地方のバス会社としてはいち早くその業界に参入しましたが、当時は異端的な存在でした。

スキーツアーで培ったノウハウ

コトバスでは2000年代以前から自社主催ツアーとして大山へのスキーバスを季節運行していました。そこで培った運営ノウハウを活かせば新たな業態である高速ツアーバスが運行できると考え、目をつけたのが2005年3月25日〜9月25日に開催された日本国際博覧会(略称:愛知万博)です。
万博会場周辺には宿泊施設が少ないことから、四国発ー名古屋経由ー万博会場行きという新たな路線を開発し、期間中の運行を実現しました。結果としては成功をおさめ、高速ツアーバスというサービスへの手応えを感じました。

するとその愛知万博ツアーバスの運行を知ったSTJ(スターツアーズジャパン:楽天バスサービスの前身)から、都市間移動のバスチケットを販売するサイトへの掲載のお話をいただくことになりました。
掲載を開始すると同時に、四国から首都圏までの路線を開発、強化して本格的に高速ツアーバス業界に参入することとなったのです。

一筋縄ではいかない新規参入

しかし、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。
規制緩和以前から高速乗合バスを運行していた既存バス会社からすると、新規参入組はそのサービスを脅かす存在と捉えられていたのも無理はありません。そのため当初は反発も大きく、業界全体で既存対新規のような対立構造ができていたのです。

特に地方ではその傾向が強かったため、いかに既存のサービスを脅かすことなく共存していくかが最大の課題でした。
そのため、既存バス会社の顧客をスキミング的に奪うようなやり方ではなく、マーケティングを活用して新規の若い顧客を獲得することで業界全体の活性化を図ったり、また安全基準であるISO39001を取得することによって既存サービスに劣らない安全性を保証し信頼を得るなど、様々な努力を重ねました。

苦労はひとしおでしたが、地道に実直に信頼と実績を積み上げることによって、今では地域密着型の高速ツアーバスとして認知されるまでになりました。

他とは一味ちがうサービスを

コトバスが既存のサービスとの差別化を図るために行なったことのひとつとして、時代に先駆けてインターネットでの商品販売を開始したことがあります。
当時はまだ旅行代金の支払いは銀行振込やコンビニ払いが主流でした。クレジットカードですら今ほどは一般的な決済手段ではなかったといえます。

しかし、それを逆手に取って単純な都市間移動をメインとしたサービスとインターネット販売の相性の良さにいち早く注目し、デジタルマーケティングを行うことで、若い世代にリーチすることが可能になりました。結果的に新規顧客を開拓することにもつながり、販路の拡大を実現しました。

また、スキーツアーバス運営時代からのノウハウから、CRM(顧客管理)という高速乗合バス業界では馴染みのなかった概念を持ち込んだのもコトバスが先駆けだったと言えます。
カスタマーケアに注力し、リマインドメールの送付や定期的な情報配信を行うことでお客様との関係を築き、それがリピーターの獲得にもつながっていきました。
現在もLINEを活用し、情報発信やお客様とのコミュニケーションを積極的に行っています。

コトバスにしかできないこと

現在提供している高知や松山からの四国内での乗り継ぎによる長距離移動サービスは、全国でもコトバス以外に例がない独自のサービスです。
これもスキーツアーバスの経験から取り入れたサービスで、四国各地の乗客を一箇所に集めて1台にまとめて乗り継いでもらうというものです。
それによって乗車効率を高めて空席を減らし、結果的にリーズナブルな料金でサービスを提供できるようになりました。乗り継ぎをスムーズに行うために、鳴門に専用のバスターミナルも新設しました。
この発想は都市間をダイレクトで結ばなければならないという業界の常識を打ち破ったもので、常識にとらわれない自由な発想から生まれたコトバスならではの画期的なサービスです。

また、従来は観光バスの延長として比較的安価な4列シートのバスが主流でしたが、3列シート・トイレ付き車両をいち早く導入したのも、お客様にいかに快適に利用していただくかということを考えた結果です。これによってお客様の選択肢が増え、満足度を高めることにもつながりました。

お客様の声が励みに

コトバスのサービスはリピーターのお客様が多く、CRMによってお客様とのコミュニケーションが比較的密なこともあって、さまざまなお声を耳にする機会が多くあります。

特にコロナ禍では、緊急事態宣言発令によって他社に先駆け運行を停止したものの、再開したのも他社に比べ早かったため、コトバスのみが運行しているという期間がありました。
他社が再開のタイミングを見計らっている中で思い切って運行を再開したことによって、「動かしてくれてありがとう」という反響をいただきました。
一方で、「この時期に県境を跨ぐとは」と否定的な反応も一部ではあったものの、やはりコトバスで働く社員に対する責任と、自分たちを頼りにしてくれるお客様に対する責務を果たさなければならないという思いが勝ちました。結果、こうして喜んでくださるお客様がいることに社員も救われ、関係を築いてきてよかったと実感しました。

なくてはならない存在を目指して

高速バスは、なくてはならない交通インフラのひとつとして、特に航空券に比べてリーズナブルな手段としてのニーズが確実にあると感じています。コトバスではその部分を担っていきたいと考えています。

また、単純な都市間移動に加えて、現在運行している大阪ー琴平間の昼行バスのような観光要素の強い高速ツアーバスにも力を入れていく予定です。
これからインバウンドの取り込みがさらに重要になってくる中で、もっとも近い大都市圏である関西地区からいかに四国に来てもらうか。地域誘客という大きなテーマにチャレンジし続けていくことで私たちの価値を提供したいと考えています。

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