琴平バス株式会社

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讃岐うどんブームの幕開け

2003年頃に讃岐うどんブームが起こり、全国から香川を訪れてうどん店巡りをする観光客が増えてきました。2006年には映画『UDON』の公開もあり、人気に火がつきました。

ブームの盛り上がりの時期には、タクシーが駅前で待機していると「〇〇うどんまで」というオーダーがあり、お客様をそこまでお連れするということが多くありました。昔ながらのうどん店、特に有名店は田んぼの真ん中にあるなど、公共交通機関ではアクセスできない場所が多く、マイカーやレンタカーがなければタクシーでしか行けないのが実情だったからです。
需要があることはわかったものの、ただ駅前で待っているだけでは偶然でしかそのようなお客様に出会うことはありません。そこで、自社を選んで予約した上で利用してもらうためにはどうしたら良いか、ということを考えたことからうどんタクシーの発想が生まれました。

うどんタクシー誕生

うどんタクシー誕生のきっかけは当時のドライバーのひとりが「ドライバーがうどんに関するうんちくを語りながらガイドしてうどん店を巡る」というアイデアを考案したことでした。
そこにさらにエンターテインメントの要素を盛り込むために、「ドライバーはうどんコンシェルジュ」というコンセプトを固め、それに沿って筆記試験、実技試験、手打ち試験という独自の認定制度を作りました。また、タクシーの車両にうどんの丼の形をした行灯を乗せて、一目でうどんタクシーだとわかる外観にしたことでメディアや観光客の注目を集めました。
サービスを開始してからも旅番組などのメディアに取り上げられることが多く、徐々に認知も高まって月間30から50件の予約がコンスタントに入るようになりました。

ご当地タクシーの広まり

2018年には、うどんタクシーに触発されて作られた金澤寿司タクシーの代表と意気投合し、全国にご当地タクシーを広めるために「日本ご当地タクシー協会」を設立しました。9社から始まって今では徐々にその数も増え、認知が高まっています。
最近ではYouTubeを開設したことでうどんタクシーという取り組みそのもののキャラクターが確立し始めてファンも増えてきました。

うどんのことならドライバーに聞け

うどんタクシーのサービスは90分、120分といったコースをお客様にあらかじめ決めてもらい、その中でリクエストに沿ったうどん店をドライバー自身が何件かピックアップして提案しお連れするというもの。お客様側から店の指定があることもあればおまかせの場合もあり、その日の気分にあわせて柔軟に対応しています。
元々は旅先でその土地の美味しいお店や、ガイドブックには載っていない地元民ご用達のお店を教えてくれるのがタクシードライバーというイメージがあることから、それをうどんに特化して「うどんのことならドライバーに聞け」というキャッチコピーで打ち出しています。
認定ドライバーは指示されてなるのではなく、自分からなりたいという人が試験を受けるので、皆が主体的に楽しみながらやっています。

うどんが広げる喜びの輪

うどんタクシーのサービスは国内外の多くのお客様から好評をいただいています。
またドライバーにとってはそういった反応、特に心からの感謝を言葉や握手で直接伝えていただけると、いわゆるルーティンワークの一つである短距離地点間の単純移動とは別の喜びを得られると同時に、辛い仕事と思われがちなタクシーの仕事に誇りを持ってもらえることにつながっています。
また、YouTubeを通じてうどん店との距離も縮まり、コミュニティが広がって一緒にうどん関連イベントを開催したりすることができるようになったのも大きな収穫でした。

海外に伝えたいうどん文化

コロナ禍以前は海外のメディアにも多く取り上げられていましたが、利用者としてはまだ伸び代があるため、今後のインバウンド増加を見越して対応を急いでいます。
現在英語ドライバーを育成中で、近日のデビューを目指しています。またそれを通じて讃岐うどんの文化を海外に広めること、ひいてはこれまでお世話になったうどん店を支え貢献することをミッションに掲げて活動を続けていきたいと考えています。

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